オリンピック選手に聞いてみよう!Vol.1 ~ミキハウスロンドンオリンピック代表選手座談会~

  • スペシャルトーク トップ
  • Vol.1  7/23公開
  • Vol.2  7/26公開
  • Vol.3  7/30公開
  • Vol.4  8/3公開
  • Vol.5  8/6公開
  • ミキハウス社長 木村皓一 メッセージ

メダルって、どうすれば取れる?

「勝つんだ」という強い気持ち 先駆者になるんだという思い

平野
平野 早矢香(卓球)北京オリンピックのときは、日本女子の卓球チームは団体のチームランキングで5位だったんです。ですから、自分たちの実力以上のものを出さないと、メダルは遠かったのが事実でした。奇跡が起きないと、メダルは難しいというレベルだったと思うんです。でも、今回はチームランキングが2位まで挙がって、みなさんの期待もメダルだし、自分たちの思いも、北京が悔しかっただけに4年間ずっとメダルに気持ちが向いていました。でも、卓球界ではまだメダルを獲得していないんですよね。野村さん、鈴木さんは、柔道、シンクロというメダルを取って当たり前と見られていた競技を担われていました。今の実力からすると、メダルを取る責任もあるし、自分もそこを目指しているんですが、メダルを取るにあたって、必要なことはどういうことなのか、心構えを教えてほしいです。
鈴木
シンクロナイズドスイミングは、北京オリンピックまでに7大会連続でメダルを取っていました。先輩たちのあとを継がなくちゃいけないというプレッシャーは大きなものがありました。一方でシンクロは、決められた動作を演技するので、自分の練習が不安を打ち消してくれる、というところがあるんですね。つらさ、苦しさはもちろんあったんですが、何より「私たちは世界一練習してきた」という気持ちで臨んだことが、緊張をなくしてくれたと思っています。
野村
野村柔道も、歴代の柔道の大先輩方がメダルを取り続けてきていましたよね。直接、何かを教えてもらったわけではありませんが、やっぱりメダルを取れる、取れないというギリギリのところでの気持ちの持って行き方は、先輩の背中を見て学んでいるところがあるんです。卓球界は、まだそれがないんですよね。でも、だとするなら、自分がその最初の人間になるんだ、これから卓球女子日本がメダルを取って、それが当たり前といわれるくらいのチームにするんだ、日本の女子を強くするんだ、その先駆者になるんだという思いを持ってほしいですね。
平野
はい。
野村
メダルへの強い思いは、聞いていても感じるし、試合しているときの顔を見ても感じます。だから、ベストを尽くせばいい。なんとしてもメダルを取るんだ、というその思いがギリギリの勝負を分けるんですよ。「勝つんだ」という強い気持ちがやっぱり一番大事なんです。だから、自分の持っている思いを大事にして、いい意味でわがままに、いい意味で、自分のために戦ってほしいと思います。
木村
ミキハウス社長 木村皓一みんな、楽しんできてほしい。それを一番、みなさんに伝えたいですね。この若さでいろんなことを我慢した結果、今があるわけでしょう。普通の人みたいに、喫茶店に行って、おいしいケーキを食べて、みたいな休日の時間を過ごしていたら、オリンピックのチケットはなかったわけです。いろんなことを我慢したけれど、だからこそ、他の誰も味わえない緊張感が、もうすぐロンドンで味わえるわけです。この緊張感は、後から振り返ってみれば、人生の中でも最高の思い出で、最高に楽しかったことになると思うんです。だから、緊張を楽しんでほしい。まだちょっと日にちがありますから、それまでは苦しいかもしれないけれど、ロンドンの地に着いたら、もう結果のことは忘れてハッピーにやってほしいと思います。

ページの先頭へ